長浜駅西口から徒歩で約3分。長浜鉄道スクエアの向かいにある慶雲館にて、今年も1月9日~長浜盆梅展が始まったのでさっそく見に行ってきました!
長浜盆梅展を続けてこられた歴史も長く、なんと今年で71回目!
明治時代に建てられた慶雲館のなかに入ると、立派なお座敷にはずらり!堂々たる盆梅が迎えてくれました。
私が訪れたのは開催スタートしてから5日目。
今が見頃の可愛いピンクや白の梅の花が咲いているものもあれば、まだまだこれから咲いていきますよ~!というふっくらしたつぼみがたくさんついた盆梅もよく見かけました。
慶雲館のお庭にはまだすこし雪が残っていて、ちゃんと手入れされた庭の木には雪吊りの姿。雪が多い湖北ならではの冬の景色も一緒に楽しむことができました。靴を履いてお庭に置かれた盆梅も近くで見られるようです。
スタッフの方に盆梅の楽しみ方を伺うと、咲き始めがいちばん梅の香りが立つそうで、開催初旬は梅の香りをぜひ堪能くださいとのこと。
中旬~下旬にかけては、より多く梅の花が咲いてくるそうです。満開の花もさることながら、自然に美しく見えるよう剪定されたしなやかな枝ぶりもまた見物。
毎年この展示を楽しみに来られるなかには、時期を替えて3回くらい見に来られる方もいるのだとか!通な楽しみ方ですね~。夜間ライトアップもあるそうですよ!
盆梅は総数にして300鉢の中から、約90鉢の盆梅が会場に展示されています。つぼみの盆梅が開花の時期を迎えると、スタッフさんが人力で会場の盆梅と入替えているそうです。盆梅のなかには約800kgと巨大なものもあり!
入替えは本当にひと仕事ですが、そういったスタッフの方々の陰の苦労のおかげで、どの時期にきても楽しめる展示になっていることがわかりました。
何百年かけて育まれた盆梅。歴史あるものだと400年前のものも拝見することができます。なかでも『不老ふろう』(樹齢:伝400年)は、長浜の盆梅のなかで最も年齢を重ね、不老長寿を感じさせるところから名付けられていて、この樹齢400年の古木が開花するのを狙って来られる方が多いようです。
今はつぼみの状態で会場入り口付近で出番待ちされてました。見頃は2月上旬~3月上旬とのこと。現在展示中の盆梅は長浜盆梅展HPで確認することができますので、そちらもチェックしてみてくださいね。
つづいて慶雲館・新館へ!
さきほどの展示とはまたひと味違う真っ白な空間が目に入ってきました。今年で2回目となる切絵作家・早川鉄平氏のとのコラボ展示コーナーです。
実はこの展示を見に行くのが今回楽しみのひとつだったので、新館に入ったときの空間の変化にワクワク感がぶわっときました。
テーマは『雪』。
雪が積もった盆梅の森で、切り絵の動物たちが梅の木と遊んでいるおとぎの世界に迷い込んだような設えになっています。
天井には鳥たちが集まり、床には動物たちが辿った足跡が・・・。ダイナミックな切り絵作品は、盆梅を大切に抱いているようにも見えました。
この時期の盆梅はつぼみが多かったので、まだ雪深い森のような感じがしましたが、ここから花が咲いていくことで春の訪れを喜ぶ動物たちの姿がまた可愛らしく見えてくるんだろうなと思いました。盆梅と切り絵のコントラストがとっても素敵で、満開のときにまた見に来たくなります。
盆梅展は写真撮影OK!撮影した写真を盆梅展のフォトコンテストに応募することもできます。(詳細は長浜盆梅展HPへ)
近くで撮影するとポストカードのような写真が撮れたり、切り絵の影をうまく使った撮影など、カメラを持ってぜひお楽しみ下さい。カッコイイ盆梅ももちろん、愛らしい動物たちと盆梅のコラボ撮影もぜひ楽しんでくださいね。
2階は、喫茶コーナーとお土産販売コーナーもあり!盆梅展限定のお菓子や、早川さんの切り絵グッズもありましたよ~!長浜へお越しの際は、長浜盆梅展へ春のはじまりを感じに行ってみてくださいね。
長浜盆梅展の開催期間などの詳細は、下記の記事か長浜盆梅展HPまで
●長浜散策/長浜盆梅展