project

2017.02.17
スタッフの日常

山と川辺の家づくり


長浜某所、春から住みはじめるわが家の様子です。
左手前がお借りする家。
集落の家並みのすぐ裏手に七尾山があって、
その向こうに伊吹山が顔を出しています。



窓から見える田んぼは真っ白になりました。
姉川の向こうにはいつも遊びに行く横山が低くうねうねと伸びていて、
遠くには霊山が輝いています。




家の中の様子。
暮らし方を想像しながらじっくりと計画を立てて、
補強や改修をすすめてもらっています。



中のものをすっかり片付けてがらんと広くなったツシ。
立派な構造体を見ているだけで旨い酒が呑めそうです◎



この家に出会ってからすでに何度も足を運んでいますが、
目を凝らして見るほどにあたらしくいろんなものを発見します。



この日はずっと前に暮らしていた方の、
ほっこりと穏やかな気配を見つけて嬉しくなりました。
ハイカラな絵柄はいつ頃のものなのか?
土壁に貼られている新聞の文字はほとんど読めないのですが、


かすかに見えた文字は、、、
『栄光輝く満州』

この家が過ごしてきたとても長い年月や
今に至るまでの世の中の変化をひしひしと感じます。

これからしばらくの時間を任せていただけることになったこの大きな家に対して、
今の自分たちができることはほんとにほんのわずかです。
であればこそ時間をかけて少しづつ、
大切に愛着を深めていきたいと思っています。




大きく曲がった大黒柱のてっぺんに関心を持つ親思いな娘!



もうじきはじまる季節の中の暮らしがとても楽しみです。