すっかり冬らしい冷え込みになり自然と手をこすり合わせてしまっている人をよく見かけるようになりました。
いよいよ12月も後半に差し掛かって2016年のカウントダウンもそろそろはじまりそうですね
12月3日は、冬なの?とすこし疑ってしまうような過ごしやすいぽかぽか陽気の土曜日に
どんどん発信企画の薪割りワークショップが開催されました。
ところで、みなさんは寒い季節を温かく過ごすための暖房器具は何を使われていますか?
どんどんでは11月の終わり頃から薪ストーブの点火がはじまっています。
包み込むようなあたたかさななかで、薪の爆ぜる音や木のにおい、
揺らめく炎を眺めながらゆっくりと時間が過ぎていく。
薪ストーブのある暮らしは、心地よくて本当に魅力的です。
薪ストーブを使うにあたり、消費されていく薪。
冬を越えるために必要な薪の量は、なんとワンシーズンでおよそ3㌧だとか!
・・・ものすごい薪の使用量です。
そこで、普段あまり経験することもない薪割り体験をみなさんと一緒にやってみましょう!
とワークショップの企画がはじまりました。
薪割りワークショップに参加されたのは、大人男女あわせて9名ほど。
冬の寒空の中を暖かい格好をして寒さ対策をしていたにも関わらず
一個割っては休憩をはさみながら薪割りをしていても
どんどん体が温かくなり(むしろ暑いくらい!)
もうコートもいらないほどに。
普段斧を持つ機会もあまりないので、最初は恐る恐る振りかぶっていた斧も、
だんだんと使い方のコツを覚えてくれば、冬の太陽に振りかざすほどに。
体で覚えるとは、このことを言うのでしょうね。
みなさん、回を重ねるごとに、振りかぶりが頼もしくなってきましたよ!
このような大きな丸太は、何度も同じ個所に斧で切れ込みを入れなければいけません。
大変な作業ではあるものの、割れた時の達成感たるや!なんとも爽快感があります。
薪割りワークショップは、薪を割るだけではありません!
体を動かしたあとは、薪ストーブを使ったキッチンワークショップが始まります。
今回のメニューは、
・3種チーズのマルゲリータピザ
・子鮎のコンフィペーストとフレッシュオニオンのチーズピザ
・げんちゃん味噌とチーズの和風ピザ
・ミネストローネ
・じゃがバター
・バゲット
と薪ストーブならではなメニューたち。
マフィスデザインの佐野さんに手順を教わりながら
ミネストローネとピザ、バゲットの生地づくりに分かれ調理開始。
下ごしらえが済んだミネストローネをストーブの上であたため、
冷蔵庫に寝かせた生地を薪ストーブのそばで発酵させ、
その後、具をトッピングしたら、あとは焼くだけ!
なんと、最初のピザは、窯にいれたら3分というすごい速さで焼きあがってしまいました
焼けたチーズのおいしそうなにおいが部屋中に漂って、お腹も準備万端!
マルゲリータとそのほかの子鮎のコンフィペーストとフレッシュオニオンのチーズピザ!
こちらで使われている小鮎は、この日のためにどんどんでずっと煮込んで仕込んでおいたもの。
げんちゃん味噌とチーズの和風ピザは、先日のたべる、つなぐ、湖北の暮らしの
匠こと丸本さんが代表を務める柏原田園交流センター味噌加工部でつくられている“げんちゃん味噌”を使用して、ところどころに湖北の味が入っていて嬉しい。
はじめてのバゲットづくりも上手く焼きあがりました コロンとした丸いフォルムがなんとも可愛い。
どんどん焼きあがってきました!
アルミホイルに包んで放り込んでいたじゃがいもも、じゃがバターとして立派な一品に仕上がりました。
クックトップで温めていたミネストローネもとても良い感じ!
ピザのお供には、冨田酒造さんの七本槍とシェリー樽の熟成酒を。さあ、宴のはじまりです!
暖かくて心地よい空間のなかで、手作りの料理を囲んでのパーティーは、
和気あいあいと賑わい、とても楽しいひと時となり、
皆さん怪我もなく無事に終えることができました。
薪ストーブは、手間入りな暖房器具ではありますが、
手間をかけた分だけ、炎の揺らめきやあたたかさに癒されたり、
人が集まるコミュニティの場にもなることを感じました。
薪割りワークショップは、来年も検討しておりますので、
そのときはぜひ皆さんのご参加を楽しみにお待ちしてます!