日本の歴史を語るとき
よくよくお目にかかるのがここ近江。
そんな中でも際立って
今日もわれらが長浜には
歴史と文化の香りがプンプンと漂っています。
そんな長浜で旧いお宅にうかがうと
必ずと言っていいほどお見かけするのが『浜仏壇』
思わず驚く大きな構え
朱色や黒のつややかな漆
きらきらとまばゆい飾り金具
軽やかで影の深い木彫り
はじめて見た人はもれなく感じ入るその姿
もっと知りたい見てみたいと
土地の仲間をたずぬれば
実は知らない我が家の仏壇
ならば一緒に見てまわろうと
中年男3人が
旧家の門を叩きます。
【お仏壇見せてくださいについて】
市内の旧家を訪ねてお仏壇を拝見する取材企画。当家とお仏壇のお話を通じて、世代を超えた文化を受け継ぎながら現代を生きる長浜人たちの素顔に迫る。と同時に、実のところほんとはよくわかっていないお飾りの作法やお寺さん(御縁さん)との付き合い方について長浜人たちにとっての参考書代わりにもなる。 発案者はゴブランギャラリーRoCoCoの藤澤氏。通称「お仏壇数珠つなぎ」で、ご近所を中心に浜仏壇を訪ね歩く。
【当家・お仏壇の概要】
亭主/藤澤康行さん
● 祝町でベルギー製ゴブランなどを扱うギャラリーRoCoCoを営む
● 拝見したお仏壇が藤澤家に来たのは平成28年頃
● 康行さんのお父さん約10年前に新調された
そうやね。
はじめてなのに、お店通り越して奥まで通してもらう経験はなかなかないですわ。
立派なお仏壇でしたね。
立派でしたね。
見どころがたくさんありましたよね。
ありました。
人様のお宅のお仏壇をじっくり拝見するのははじめてでした。
お仏壇もだし、仏具なんかも見ていくととても興味深いなあ。
アニは自分の家のお仏壇ともちがってた?
違う。違うかな。違うね、一緒だけど違うね。
自分じゃわからないで置いてたりするけど、藤澤さんと渡邊さんの話聞いて
「そういう意味があるのかー!」ということがけっこう多かったです。
そういう人の方が多いかもしれませんよね。
蓮如聖人が湖北で教えを説いたってことを話にはきいてたけど、あのお軸の雰囲気はまさにそのものでしたね。
雰囲気あったよね。
煤けて真っ黒になってて、なおさら長い時間を感じさせられるよね。
ナベさんの解説があってこそ聞ける話でした。
来てもらってよかった。ありがとうございます。
いえとんでもない。また呼んでください。
次回もよろしくお願いします。
第1回はこの企画の発案者でもある藤澤さんでした。
どんな取材になるか心配だったけど、
藤澤さんのお人柄でいろいろ教えてもらえましたね。