湖北の暮らし案内所 どんどん

2017.07.07
スライダー用

lifestylescape/201706

 

立見さんがご家族と営まれる『みたて農園』
約160反(60枚ほど)の田んぼでお米と小麦と大豆を栽培されています。
田植えは毎年決まって4月下旬から6月の1週目にされているそう。

つまりこのくらいの時期が、
種まき、畦塗り、代掻き、田植えと、
春先から初夏にかけた農繁期ということで、
いつもニコニコとどんどんに顔を出してくれる立見さんが
黙々と田んぼに打ち込んでいる季節ということです。

立見/
ようこそ、来てくれてありがとう。
今日は風が強くて少し作業しにくいんやけど、
よかったら少し体験していってちょうだい。

竹村・三上/
ぜひともよろしくお願いします。

立見/
この苗が今日植える分ですわ。
これで少し余るくらいかと。

苗箱をよく見ると、下のほうに種もみがありました。
去年穫れたお米の一部が今年の種もみとなってお米が育っています。

立見/
その年、その時期の気温にもよるんやけど、
種まきから約1ヶ月のこの感じがちょうど田植えに良い具合やね。

さっそく田植え機に積み込みます。

三上/
この感じ何年ぶりやろー?

立見/
田植えしたことあるん?

三上/
実家はお米作ってるんです。
でももうほんとに長いこと手伝ってないです。。

立見/
おー!そうなんや(嬉)

田植えスタート!
キラキラした水面に、若い苗が次々とリズムよくピターッときれいに植え込まれていきます。

三上/
スピード、早いですね!

立見/
そうかな。
天候にも左右されるし、できるときに集中してやってしまわんとね。

竹村/
この時期と稲刈りの時期ではどっちが忙しいですか? 

立見/
どっちとも言えないな、どっちも忙しい(笑)
今どんなペースで田植えすすめるかがかなり大事で、
田植え時期をばらつかせておかないと稲刈りが追いつかなくなるんよ。 

竹村/
田んぼ60枚分の状況はどうやって把握してるんですか?

立見/
田んぼがずらっと並んでるのと同んなじような表を作っておいて、そこに記録してるよ。
いつ田植えをして、苗を何枚使ったとか、結果を書き込んでいく感じ。

三上/
そうしておくと予定がたつんですか??

立見/
立たない(笑)
予定立てても天気とかですぐずれてしまうんよね!

それよりも長年やってる感覚に頼ってて、
「あの田んぼは何日前に代掻きした」とかは正確に覚えてるから自ずと仕事の段取りができてくんですわ。

竹村/
水の管理は?これから雨の季節になるとそれこそ予定が立たない?

立見/
そうそう。
毎日全体をぐるっと歩いて「ああ、ちょっと土が見えてて水が少ないな」とか、目で見て調整。 

竹村/
逆に水抜いたり、止めたりするのも?
60枚分みんなそうやって調整するんですか? 

立見/
そう。
田んぼはじめたばっかりの頃はそれこそ全くわからなかったけど、
その日何をやったとか、その後どうなったとか、
ノートに書き留めながら覚えたり、失敗して身についたり。
今はその都度考えてやってるわけではなくて、いろんなこと経験して感覚が身についてるというか。

三上/
160反の状況が!?

立見/
そんなに大げさなことちゃうで(笑)
それができないと仕事にならんしね!

三上/
すごいなぁ(感心)

立見/
田植え機運転してみる?

竹村/
やります!

竹村
ぜんぜん思ってるようにまっすぐ進まない!!

立見/
そんなに細かくハンドル動かさなくても大丈夫やで。
手前じゃなくて、少し先の方見て合わせてくといいかな。

(だいぶ曲がってしまった。。すみません。。)

こうして植える一本一本がしっかり育って僕らが美味しくいただいているお米になります。
この先のみたて農園の経営方針を尋ねてみたところ、
作付け量をもっと増やしてその分だけ収入を増やす、ということではなく、
1枚1枚の田んぼの管理にしっかりと手が行き届く現状の作付け量の中で、
自信を持って育てたお米を、
美味しいと喜んでくれる方を増やして丁寧に販売することだそうです。

竹村/
それはどうして?

立見/
作るだけじゃなく販売するところまでとなると、
手間はかかるから簡単なことじゃないけど、
お客さんの顔が見える、
誰かが求めていてくれるというのは作り手のモチベーションにつながるからね。

三上/
食べる側も反対側から同じこと考えてますよね。 

立見/
ありがとう
あとはまぁ、日々黙々と作業してたくさんの量を安く売るのはおもしろくない。

立見/
じゃあ最後ちょっと仕上げますわ。

と言う引き締まった表情とその仕草、、

見てください、この姿。
かなりかっこいいんじゃないでしょうか。


立見/
以上です!

竹村・三上/
お疲れ様でしたー!

田植え機や軽トラを撤収した農舎のすぐ裏側の水路。
みたて農園の西側を流れる高時川から引き込まれた水が勢い良く流れています。
そのまま水路沿いに、馬上の集落を少し案内してもらいました。

三上/
集落の中までずっと水路が続いてるんですね!?

竹村/
そう!
もうちょっと先行くと、各家の玄関口に橋が架かっててね、
その雰囲気がほんとにいいんだよ!

立見/
小さい頃から見てると当たり前やから特に何とも思わんけどねぇ。

立見/
それもそうと、そろそろ行かない?

竹村/
もう少し歩きたいけど、、、

三上/
行きましょう!!

軽トラを飛ばすこと10分。
立見さんが近頃はまっているという渓流釣りのポイントに到着しました。
昨晩少し雨が降っていい感じだそう。

立見/

いいとこでしょ?

三上/
水の音が気持ちいいです!

竹村/
フィッシングベストがよく似合う!

立見/
仕事上がりに一人で来るからね(笑)
溺れないように自己管理!

竹村/
立見さん、無趣味かと思ってましたけど、、

立見/
はじめてみたらかなり面白い。
あと、やっぱりこの環境がすごくいいね。

立見/
・・・
・・・
・・・

きたっ!!

竹村/
すごい!!アマゴ!?

立見/
けっこう大きいね(笑)
塩焼きにしたら美味しいよ。

三上/
えええー!?
いつもこんな感じなんですか!?

立見/
まあ、たまにね(笑)

この日は他にはアブラハヤを数匹釣って終了。
これはみたて農園から見た横山岳。
仕事上がりの釣り場はこの山の麓でした。

手前には収穫間近の小麦畑。
みたて農園でも田植えが終わると間もなく
小麦の収穫、そして大豆の種まきと続くそうです。
またおじゃましたいと思います!

以上、今回のおいしい風景でした。


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