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2018.04.07
スタッフの日常

写真展/余呉湖の思い出 1950’s

余呉湖のほとりで一風変わった写真展が開催されていて、
春のお散歩がてら、とってもおすすめです。



友人の桐畑さんから、案内とともに送られてきた味のあるポスター。
見覚えのある余呉湖の風景と、
小さな木の舟に並ぶムッキムキの少年たち。
「1950’s」の文字に興味を駆り立てられますね。

さっそく行ってみました。

会場はここ。
「余呉湖観光館」の隣。

初日の週末は地元のみなさんによる売出しもされていました。
わたくしの大好きな「伊香しいたけ」もありましたよ。

ででーん!
入り口では小熊の剥製がお出迎えです!

現代のカメラ愛好家たちによる作品展もあり、
地元の画家による油絵もあり、
賤ヶ岳〜余呉湖を舞台にした戦国の名戦のジオラマもあり、
ぐっとくる余呉らしさが満載なのですが、、
思い出はどこに??

ここに!
会場の奥に異彩を放つ一角があります。

企画案内がこちら。
おばあさんに頼まれて古い「はなれ」を整理していたときに見つけた古いカメラフィルム。
現像してみると戦後間もない時代の湖畔の人々の暮らしが鮮明に蘇った、と。

遊び、仕事、家族、友達、景色、などなど
残されていたのは記念写真ではなく、いくつもの日常のシーン。
想像力が掻き立てられてどんどん引き込まれていきます。

来場された方の感想も集まっていて、
みんなでタイムトラベルをしているような気分になってきます。

会場外で運良く!企画した友人、桐畑淳さんに会えました。
そして写真に移されていた「川並」の集落を案内してもらえることに。

川並遠景
山の麓の傾斜地に所狭しと並ぶ屋根並みがきれいです。
足元には小さなワカサギがたくさん泳いでいます。

写真に写っていたこのかわいらしい女の子が、
桐さんにはなれの整理を頼んだ本人だそうです。
できた写真を集落のみなさんと眺めていたら、

「これわしや笑」
「◯◯さんもそのまんまやなぁ笑」
「なつかしいなぁ懐」

と、写っている全員が判明したんだとか。

「山の形見ると、このあたりがあの舟の写真撮ったとこかな。」

「この常夜灯のところで女の人たちが写ってた写真もあったでしょ?
昔はここが船着場だったんよ。」

など、
地元民ならではのスペシャルな解説です。

「山の方に宮さんとお寺が2軒あって、
真っ直ぐ降りてきたここが船着場、
うちは集落が広がっていった南の方で・・・」
などなど、

集落好きのタケムラには堪らない話題です。

「そんでこれがそのあばあちゃんの家で、棟上げしてる写真に写ってたとこ。」
「なーんと!!すごい!瓦が緑だね笑」

すっかりきれいになったおばあちゃんの家は
今はまた別の友人の住まいになっていました。
この日はあいにく留守だったので、また訪ねてみましょう。

最後に、湖畔のナイスガイ。

こういう写真、ひょっとしたらいろんなところに眠ってるんではないでしょうか??
もっとたくさん見てみたい!
心当たりの方、情報お願いします!!

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写真展
余呉湖の思い出 1950’s

2018年4月1日−15日
会場:余呉湖観光館隣
滋賀県長浜市余呉町下余呉1938
0749-86-8037
※入場無料