湖北の暮らし案内所 どんどん

2018.11.12
暮らし案内

外から来たひとが感じる長浜の風景/CHO-CHANインタビュー

マップ  琵琶湖

外から来たひとが感じる長浜の良いところ

CHO-CHANは大阪在住のイラストレーター。どんどんご近所MAPを制作するために、滋賀県長浜市までやってきてくれました。マップづくりは初挑戦。さらに土地感のない長浜エリアを描く為に何度も街を歩き、頭のなかにインプット。そして、地元の者が良いとする場所や他県から来てくれる方の目でみた長浜の新鮮なところを摺り合わせ、完成したのがどんどんご近所MAP。

歩き慣れない長浜というローカルエリア。マップの制作を通して、どこに魅力を感じたかCHO-CHANにインタビューしました。


chochan
CHO-CHAN/イラストレーター
大阪生まれ、大阪育ち。 キャンバスや写真の上から描く作品は、人物だけではなくタイポグラフィもクールだがどこかとぼけた味わいがある。 2005年 FM802digmeoutオーディション通過後、広告、挿絵、音楽イベントTシャツやグッズデザイン、「EGO-WRAPPIN’」顔ハメ看板、「小豆島カメラ」ロゴ 等。 国内外の展示に多数参加など幅広く活動。
誰かの心がワクワクするものづくり がテーマ。
CHO – CHAN / HP
Instagram / @chooooochan
チョーチャン 琵琶湖
(雪が積もった冬の琵琶湖には、渡り鳥がたくさんいて異国のように。でも駅から徒歩10分)

他県から長浜へ遊びに来た者として良いなと思ったのは、駅から歩いて琵琶湖にいけること。車社会のイメージが強い滋賀県で、歩いて琵琶湖に行ける場所があることが嬉しかったし、すぐ行けるならまず琵琶湖!ってなりました。

24)甘く煮た分厚い鯖がゴロン!長浜へきたらまずはご賞味あれ
(夢の小路 良太郎さんの2階で鯖そうめんを頂きました)

旅先では最初にその土地の名物料理どれを食べようかなと迷いますが、長浜には美味しいお店や名物料理がたくさんあって、食べ歩きだけでもお腹いっぱいになりました。

その中でも6年前、農家とアーティストが交流したらなにが生まれるか?プロジェクト「農家アート」に参加した時に初めて長浜へ訪れて、農家さんのお家で頂いた鯖そうめんがとっても美味しくて印象的で。 鯖そうめんを食べる五月見舞いのような風習は、わたしが育った街にはないので、名物や昔ながらの風習あることそのものが新鮮でした。

どんどんご近所MAPをつくるにあたり、どんどんメンバーが紹介したい長浜は、昔ながらのお店や景色、小鮎が泳ぐ川、伝統的な行事・・・載せたいものがたくさんあって、どれをどこまで載せるかを決定するまでの編集会議が大変でしたね。 外からの目線と地元目線をうまく摺り合わせて、それをひとつにまとめて道もわかりやすく描くというのは、地図を描いた事無い私にとってかなり大変な作業でした。

看板ロード
(カッコイイ看板が立ち並ぶエリアなので『カッコイイ看板ロードと』名付けました!笑)
とりそう
(鳥宗さんの立体的な銅でできた可愛い看板。実は30年程前に店主さんが家族に内緒で作ったそう◎)

観光エリアをもう少し進むと歴史あるお菓子屋さん古い家並みなどがたくさんあって、看板の文字やお菓子のパッケージも渋いまま残っている。都会からきた人からすればその光景そのものが珍しく、ただ歩いているだけでも楽しかったです。
古い文字やパッケージ好きとしては、買いたくなるし写真も撮りたくなりました。歴史がある日常的な街の光景はマップに載せたいポイントでしたね。

長浜は、駅を降りたら徒歩圏内で街も自然も感じられて、お腹もいっぱいになれるすごい場所だなと思います。寅さんも歩いた細い路地を抜けたら、 休憩出来るおしゃれなカフェや、本屋さんも洋服屋さんもあり、地ビールも飲めて、ちょっと歩いたら琵琶湖も行ける。 素敵な場所やお店が固まっているので、街歩きにはもってこいの場所だと思います。 だからひとつにまとめるのが大変でした。(また言う。笑)

これから新しいものが出来ても、昔からのものを大切に残していって欲しいです。

中川サイクルさん
(中川サイクルさんとまちあるきメンバー/右端:CHO-CHAN)

(CHO-CHAN)



アーケードの先にあるローカルな長浜を

どんどん橋からの路地
(この細い路地をぬけたところにどんどんがあります)

どんどんご近所マップができるまでの経緯を少し。

湖北の暮らし案内所どんどんは、商店街でにぎわうアーケードの先にある細くて長くい路地をドキドキして進まないと見つけられません。この店にまで来てくれる方のほとんどは、観光を目的としているわけでなく、ここを目的地のひとつとして頑張って探してわざわざ来てくれます。

私たちはそれがとても嬉しくて、訪れた方ともよくお話をします。長浜に来たのが初めてのひとも、毎年長浜を楽しみに訪れる方もいて、「どこかオススメの場所はありますか?」と会話のなかで聞かれることもしばしば。そうした出来事がだんだん増えてきたこともあり、私たちがオススメしたい場所やものやお店を載せたどんどんご近所界隈のマップをつくろうということになりました。

(地元人が通う馴染みの食堂茂美志や支店さん。ご夫婦の笑顔が素敵!)
(食堂茂美志や支店さんの名物『中華風焼きそば』は長浜のローカルフード)

駅を降りれば、すぐに琵琶湖に行けること。昔からずっとある老舗の和菓子屋や醬油屋、地元で愛される食堂があること。この地に魅力を感じて古書店や洋服屋を始めた素敵な人がいること。映画のロケ地にも使われるような歴史ある家並みがあること。それらを繋ぐかのように細い路地や水路があること。私たちがピックアップした長浜の好きなものは、長浜の日常のなかにあり、それらをうまくCHO-CHANが表現してくれました。

このマップを作っている最中も、古書店や革小物工房兼ショップ、カフェなどの素敵なお店が増え、どんどん周辺のエリアがじっくりと面白くなってきています。近所の人やお店がゆるやかに繋がって「こんにちは。最近どう?」とか「また明日!」と何気ない挨拶や会話ができることがローカルエリアの魅力です。

地元の「人」との出会いが観光資源とも言える今、そうした魅力的な地元人とふれあえるお店や場所に出会えることを大切にしていきたい。長浜を訪れたら、じっくりまちなかを歩いて素敵な人やものに出会って欲しいと私たちどんどんメンバーは思っています。

どんどんご近所マップ表
(どんどんご近所マップの表紙と裏面)
どんどんマップ
(ポップでカラフルな長浜の新しいマップです)

試行錯誤してようやく出来上がったどんどんご近所MAP。幾度も街の中を歩き、どこをピックアップするか何度も何度も会議を繰り返しました。地元にいるからこそ気づけていていなかった街の魅力を、長浜在住ではない外から目線を持ったクリエイターの方に教えてもらいながら、ああでもないこうでもないと練りに練って・・・。そうして“地元人目線の『好き』”を詰め込んでいくことができました。

旅先での出会いは、再来の最大のきっかけです。観光客目線ではなく、あえて地元目線で製作したのは、また来たいなと思ってもらえるよう長浜の日常に触れてもらいたかったから。どんどんご近所MAPにはそうした長浜の素敵なご縁と出会えるところが凝縮されています。どうぞこのマップを手に長浜の日常に触れながら楽しく街を歩いてみてください。きっとより街の面白さが見えてくるはずです。


ー どんどんご近所マップ ー
こちらを印刷して、長浜を歩いてみて下さいね◎
どんどんご近所MAP 印刷用 pdf


(書いた人:ミカミ)



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