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2016.12.08
暮らし案内

レポート/食べる つなぐ 湖北のくらし #1

よく晴れた晩秋の11月30日、
『TSUNAGU』のお三方が主催された魅力あふれる企画
『食べる つなぐ 湖北のくらし #1』
が大盛況のうちに開催されました。



こちらが企画者であるTSUNAGUのお三方。
左から川島さん、川瀬さん、野本さん。
11 ご自身たちが経験されておられる
「地域で過ごした先輩方から学ぶことの喜び」を、
これからの世代を担うもっともっとたくさんの方たちに
体験していただきたい。
という想いを持たれて、
今日のために時間をかけて準備をしてくださいました。



そしてこちらのお三方が、
湖北に受け継がれる料理を伝授してくださった匠。
左から肥田さん、丸本さん、三田さん。
10

第1弾となる今回は、
秋の食卓を彩るこのようなメニューが用意されました。
● 小豆ご飯 ● 打ち豆汁 ● 焼き鯖そうめん ● 幸福豆(こふくまめ) ● 糀の活用(季節の温野菜など) ● お漬物(尾上菜・奈良漬・白菜漬け) ● 野草茶 01

参加されたみなさんには手作りのレシピが配られましたが、
そこには書ききれない大切なポイントや、
こうした郷土の料理にまつわるいろいろなエピソードを、
匠たちがとても優しく、
丁寧に教えてくださいました。



・・・お塩の加減はそうですね、
何度も作られて感覚を覚えていただくほかないんですが、
私は指先でこのくらい、
こうしてぱらぱらぱらと、
こんな具合です。
もっと多くてもいいし少なくてもいいですが。
全部レシピ見てきちっと計ってするんやったら
何も習いに行かんでもいいんですが、
甘くても辛くてもいい、
これがうちの味やぁというものが
お婆さんからお母さんに
こうやるんやでぇと伝えられていく。
そういう家ごとに違う家庭の味が
ちゃんと受け継がれていく。
そういう地域を続いていけることが私たちの夢なんです。



・・・鯖を切るときはこうして新聞紙を使うと、
身がくずれずにきれいに切れます。
ほかにも方法はあると思いますけど
これは私が嫁いで来た時にうちのお婆さんに教わったやり方です。
ちょっとしたことだけど
次の方に伝えていただけるとありがたいんですよ。



料理のコツに関するメモをとったり、
穏やかな想いのこもったお話に聴き入ってしまっているうちに、
あっという間に時間が過ぎ、
部屋じゅうに美味しい匂いが漂ってきました。


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皆さんそろって「いただきます!」のあとは
楽しい懇談あり、
まだまだ聴き足りない教えを請うもありと、
ともかく美味しく楽しく、
充実したひとときでした。



時間をかけた丁寧な準備と、
当日の盛りだくさんなスケジュールを案内してくださった
主催者のみなさん、
ほんとうにありがとうございました!!


豊かに暮らすエッセンスを
美味しく楽しく学べるというとても素晴らしい時間でした。
ぜひとも次の機会をお待ちしています!!