project

2020.10.23
新着情報

どんどん畑/第1章 土を知り、草を除く。

どんどんの前で、たくらみごと。

ここは、どんどんの目の前の草地…。
生い茂った緑の向こうで、男たちが何かをくわだてています。

そこにドクダミが生えてるからじめっとした場所やなぁここは。

生えてるやつで場所の特徴がわかるんですね…!

ドクダミはお茶にしてもええんやでと語る

そんで、ここ風通しも良くないやろ。あそこらへん刈って、風通してあげるとええな。

なるほど。

そうすると、羽のある虫は風のせいで近づきにくくなるんやわ。

へー!

ここ、ええ“畑”になるんちゃうかて思いますわ!


今まで、雑草だらけの荒れ地だと思っていたこの場所。
畑としてのポテンシャルが見えてきました…!

どんどんの前を、「どんどん畑」に。

次々に目から鱗の話を教えてくださったのは、一般社団法人ばんば楽楽ファームの福永さん(写真右)。今回、どんどんで畑を始めるにあたって、アドバイスに来てくださいました。
※福永さんをご紹介くださった、「おてまいり屋」の伊藤さんありがとうございます。

実験的にはじめる畑は、その名も「どんどん畑」
どんどんの前の、約4畳ほどの小さな敷地。
まだ、何がどれだけ育つかわかりませんが、イメージはふくらみます。

「野菜を育てたらスープをふるまう会ができそう!」
「花やハーブを植えたらアロマの商品もつくれるかも…!」
農業に関するトークイベントも企画しようかな」

収穫や、その後の広がりを思い描くと、ますます楽しくなってきますね。
単なる家庭菜園ではない、どんどんらしい面白い畑にしたいと思います!

どんな「どんどん畑」にしようか?

さて現状は見ての通り、いろんな草木が伸び放題なので、まずは草刈りから。
でも、すでに成長しているスダチの木、サンショの木、ミョウガも全部刈ってしまうと勿体ない…。

福永さんの言う“風通し”を意識し、スダチとサンショは大胆に剪定して風の抜ける場所をつくり、地面の草は、ミョウガを残して他(ドクダミなど)をほとんど刈ることにしました。

そうと決まれば、あとは黙々とやるだけ!

ばっさばっさと木を剪定し、ちまちまと草を抜く。

大人ふたりがかりで約半日。荒れ地がきれいになりました!
これだけでもかなりの達成感!
ようやく、植えるものを考えるスタート地点に立てた気がします。

「じゃ、何を植えようか?」

畑づくり初心者のスタッフの角(スミ)が、店長の竹村と助っ人の土屋君(次回の第2章に登場!)と相談して描いたのがこの絵。

・ハーブ系
・赤カブ
・ミニニンジン
・カレンデュラ(金せん花)
を植えようと思います!

赤カブは、滋賀県の特産。漬物にするとおいしいですよね。
カレンデュラは、花が食べられるそう。エディブルフラワー(=食用花)に興味があり、植えてみることにしました。

種まきの様子は次回のどんどん畑第2章で!

どんどん畑に込める思い

小谷山やその裾野に広がる田園風景、そして川魚や水鳥が見られるびわ湖など、豊かな風景がたくさん見られる湖北。

しかし、いわゆる“まちなか”の暮らしを日々送っていると、土をさわったり、大地の恵みを実感したりという機会はそう多くありません。

とってもちいさな「どんどん畑」ですが、
どんどんに畑があることで、
家の向こうに見える山々水の巡りを想像するキッカケができるかもしれません。

そうやって、ふだんの暮らし方や、自分のからだに入るものについて、これまでとちょっと違う視点を深められればと思います。

そこから人に、まちに、さらなる広がりが生まれるともっと良いなぁ。

さて、今回はここまで!
次回第2章は種まき!お楽しみに◎

記事を書いた人

スタッフ 角(スミ) / 湖北の暮らし案内所どんどん コンクリートに囲まれた場所で生まれ育つ。
畑づくりは初めてで、ようやくミミズに慣れてきたところ。最近、朝起きて雨が降っていても、「おっ、今日は畑が潤うな」と、雨降りの日が前向きに思えるようになってきました。