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2022.08.22
プロジェクト

おとなの修学旅行@三島 前編

おとなの修学旅行@三島編 源兵衛川

源兵衛川 視察

8月に突入し、最高気温37℃越えで緊急アラートが発生するほどの極暑。
じっとしていてもツーッと汗が流れてくる。

ひさびさにおとなの修学旅行『静岡県三島市』へ行ってきました!

グランドワーク三島 視察

今回は、長浜市街地を流れる米川や水辺をより親しみのある場にするための未来ビジョン共有が目的。

川のなかに飛び石や遊歩路があることで名所な『源兵衛川』をみんなで見てみよう!と地域づくり連合会、滋賀県立大、ライダーハウスオーナーの混合チームで、いざ“三島市”へ!

源兵衛川 グランドワークス三島

最初の目的地は、駅から徒歩5分程度のところにあるグランドワーク三島へ。
源兵衛川の案内役の小松さんです。

水源から1.5kmほど、梅花藻の里まで歩きますからね。外はとっても暑いですから、水分補給はしっかりと!それから、もしよかったらぜひ川へ入ってください。というか、きっと入りたくなると思いますよー」

グランドワーク三島 視察

出発前に集合写真を撮って、さあ出発!

源兵衛川 視察

出発してすぐのところで立ち止まる小松さん。
みんな連なって覗いているのは、楽寿園内の小浜池から湧き出る湧水。ここが源兵衛川の水源になります。

源兵衛川 小浜池 三島 小浜池

源兵衛川は、富士山からの伏流水が源流。
湧水が清流となり、まちなかをくねくねと通りながら中郷温水池まで続く全長約1.5kmの農業用水路。「水の都・三島」とも呼ばれています。

源兵衛川 入口

ここの階段を降りれば『せせらぎ散歩』のはじまり!いよいよ!

源兵衛川 入口

どうですか。この透明感!
透明すぎて、もはや川との境界線が曖昧。
ジャリ道にすら見えてしまうほど!

源兵衛川 入口3

源兵衛川は透明度がかなり高く、水質がとっっっってもクリア!
ゴミもぜんぜん落ちていません。

川の中には飛び石や遊歩路が設置され、足元を濡らさずに水辺の散歩を楽しむこともできます。歩くだけでもちょっとした冒険気分に♪

それにしてもキレイな川で、メンバーもテンションUP!

源兵衛川 乾さん 源兵衛川 ライダースハウス日本何周

「こんな川を見たら、入りたくなるわ~!」

ライダーハウス日本何周の乾さん。いてもたってもいられず、ナチュラルに川イン!
県大生たちも続いて川入り!
今日は、サンダルで来るのが正装だったなぁ…!

源兵衛川 川歩き

いやいや、やっぱり我慢できない!
今回靴で来たメンバーも次々に裸足で川へ・・・!
ここまできたんだから、存分に楽しまなければ!

『気持ちいい~~!!!めっちゃ冷たい!』

源兵衛川 タケムラ

外はサウナのような暑さですが、源兵衛川の湧水は年間を通してだいたい15~16℃だとか。
だいだい水風呂くらいの冷たさで、川へ入れば気分爽快!

源兵衛川で遊ぶ家族連れ

「お近くですか?」

「車で30分くらいのところなんですが、こうも暑いので孫と一緒に遊びにきたんです」

川へ遊びにきたという近所のご家族は、みんな川に足を浸けながら、大人は涼をとり、子供たちは網を片手にガサガサ川遊びをしていました。

なかにはゴーグルや浮き輪をもってプールのように楽しむ子も!こんな環境が身近にあったらみんなで来たくなる気持ちがわかります。

源兵衛川 川遊び

また、太陽からふり注がれるギラギラの紫外線を木陰がやわらかく覆ってくれているので、真夏の空の下でも快適に自然に触れられる最高の環境が整っていました。

川のせせらぎといきいきとした緑の屋根がスマホ疲れの目や心まで洗浄してくれるようです。

源兵衛川川歩き

小休憩。
止めどなく流れていた汗も、川へ入るとスッと落ち着き、自然の冷房を堪能。
控えめに言って・・・最高~♡

源兵衛川 生活感

今はとてもキレイな源兵衛川にも歴史あり。

水の都と親しまれてきたこの川も、高度成長期時代は、生活雑排水の流入やごみの放置で水辺の環境が悪化。汚れたドブ川だったと教えてもらいました。

源兵衛川 歴史
(源兵衛川のこれまでのあゆみが書かれた看板)

そこから、市民がたちあがり、キレイだった源兵衛川の原風景を取り戻そうとグランドワーク三島をはじめとする農業用水路の管理団体、行政、企業の環境改善活動により、親水施設が整備されてここまで復活。市民の並々ならぬ努力によって再生した川なのです!

米川も似た歴史がありますね!ちょっとだけ親近感が湧きました◎

源兵衛川 ヤマユリ

「ここまで歩いてきて気づいたことはありませんか?」と小松さん。

「お茶碗の欠片がなかったでしょ?昔は欠けたお茶碗を川へ流す風習があったんです。この源兵衛川もそれはたくさんありましたが、これもみんなでキレイにした結果なんです。」

そういえば、米川にもお茶碗の欠片がたくさん落ちてたなぁ!
(参考→みずたまサマースクール“米川ジャブジャブウォーク”

梅花藻の里

そんなお話を聞きながら歩いていると、梅花藻の里に到着。 すごく暑い日でしたが、ときどき川の中を歩いたりしていたのでどうにか最後までクリアできました◎

梅花藻

ともかくキレイな源兵衛川に心もからだも癒やされて、とてもワクワクする川中散歩でした。

先月開催した米川ガサガサや川歩きのような、 普段と違う視点でまちをみると見えてくる気づきがあったように、 ちょっとした体験が川の環境を良くするきっかけになるかもしれません。

これからさらに長浜の水辺の環境が良くなって、地元の方と川との距離がより一層近づいたなら・・・!想像するだけでもワクワクしますね!

あんまり川歩きが楽しくて、写真に写る環境がどれも素敵すぎて、久々の長編作になってしまった・・・。

おとなの修学旅行@三島編は、前後編に分けてお送りすることにします。

ひといきついたら、次の案内人のもとへ!

Photo Gallery

源兵衛川 マップ
(源兵衛川コースマップ)
源兵衛川 川歩き
(川の中で歩く親子)
源兵衛川 川戸
(ところどころで見かける川戸)
源兵衛川 川歩き
(昔はこんな感じで水をくみ上げてたなぁ!)
源兵衛川 飛び石
(不思議だったのは、蚊にぜんぜん刺されなかったこと!)
源兵衛川 川歩き
(暮らしの側にも遊歩路。近所の方も川を歩いています。)
わき水
(湧き水アリマス)
源兵衛川 橋の下
(どこの川歩きでも冒険心をくすぐるのは、橋の下をくぐるとき!)
源兵衛川 水辺のお店
(源兵衛川にも水辺の喫茶がありました。)

おとなの修学旅行 歴代記事

おとなの修学旅行@岐阜編

おとなの修学旅行@信州編