小さな自然再生現地研修会(後編)
長浜のまちなかを縫うように流れる米川に、全国各地の川好きな老若男女、総勢40名が集結し、午前中は40人で川まち歩きをしました。午後からは安藤家を会場に、米川の未来アイディア考えてきたメンバーの発表です。
もくじ
まず、米川よろず会議の発表。
長浜の子どもたちに探究学習の機会をつくっているandstepの澤さんは、まちなかを流れ、水が綺麗な米川だからこそできる、『米川×体験探求教育』について発表。
今年の夏に開催した、米川生き物キャンプをベースとした内容で、米川の魚を獲って焼いて食べたり、川を探検しながら歴史や文化に触れる楽しそうな姿の子供たちの写真に参加者も釘付けでした。
(参考記事:レポート/作って、見て、食べて、知って!1泊2日の米川生き物キャンプ(前編))
スマホ撮影した米川をVR空間に落とし込み、昔の風景を呼び起こしたり、水辺にカフェを作ったり、
橋を架けたり、船を浮かべたり、川をベースに好きに自由に空間を操作できるアイディア。
実際に出てきたアイデアをシミュレーションするにはぴったりです。
グリーンインフラストラクチャーとは・・・
自然の機能や仕組みを活用した社会資本整備、土地利用の考え方です。
グリーンインフラには、雨庭というものがあります。その名の通り、雨を貯める庭です。
普段はすてきな景観として楽しみ、降雨時は、雨を貯めたり吸収したりする場所として機能し、川に水が一気に集まるのを防ぎます。
そんな雨庭が、びっくり。私たちの会場のすぐ側にあるではないですか。
安藤家などのお庭や公園、透水舗装のアスファルトの道などが増えることで、豪雨時に米川の水位が急上昇することを防いでくれる!というお話でした。
まだまだ検証は必要ですが、氾濫シミュレーション計算の結果も!
これからの米川流域のまちの風景が変わっていく予感!
そして、待ってました!ONERIVER岩ヶ谷さんのお話。
米川での活動と親和性の高い川まちづくりを行っている、愛知県岡崎市にある乙川の事例を岩ヶ谷さんからお話いただきました。
ONE RIVERとは、「乙川らしさ」が生まれる場所を目指して発足された、乙川が大好きな市民による任意グループ。
仕事や立場の違うみなさんが、それぞれの思いで自由に活動し楽しむうちに、どんどんONERIVERの輪が広がり、乙川周辺の人々が生き生きとしている。「川であそび、川にまなび、川と暮らす」という言葉がとても素敵でした!
我らがYONERIVER(ヨネリバー)も、ONERIVERのように“人が楽しむ!”そして”川そのもの・流域そのもの“を考える場所にもっともっと進化していきたい!
続いて、毎年乙川を題材に自由研究をしているONERIVERのあおいくん。
今回の発表テーマは、「乙川をきれいにするには」
とにかく乙川が大好きなあおいくんから繰り広げられるマニアックなお話に、大人もびっくり。
川好きの心を踊らせる素晴らしい発表をありがとう!
みんなのお話を聞き終わったあとも、参加者から米川未来アイデアが出てきました。
カワーケーションや米川通勤など、米川の未来に貢献するようなキャッチー & ユニークな発想。米川きんつば、米川定食、グリーンインフラ開発基準づくり・・・みなさんの脳内、面白すぎます!!
とにかく、やってみましょう!
ここでできた、たくさんの仲間と一緒に、もっともっと米川の未来を明るくしていければと思います。
小さな自然再生現地研修会、いかがだったでしょうか。
米川の魅力を再認識できる良い機会となりました。
今回集まってくださった、たくさんの人との繋がりに感謝します。
冷え込みが深まる冬期は、企画をいっぱい温め中です〜♪
また川に楽しく入れるシーズンまで乞うご期待ください!