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2018.06.09
散策のすゝめ

『湖北の暮らし』紹介ムービー その2

湖北の暮らしの一端をご紹介するムービーができました!!

フィールド編

湖北の暮らし案内所どんどんで作った映像2本のうち、
これはただただ野山で遊びつくす一日を追ったもの。
町とフィールドがすぐ近くにある長浜ならではの
日常の魅力がぎっしり詰まっています。

今年はこのムービーに登場するような
フィールド系ワークショップも企画していきますよ◎

(テーマの近い過去の記事もリンクしてご紹介します。)

6:00AM 旧市街を出発

スタート地点は長浜旧市街にあるシェアハウス絹市。
かつて醤油醸造を営んでいた商家をリノベーションした住まい。
オープン以来番人のように住んでくれている
アイザックの目覚めから始まります。
玄関の向こうに現れるのは店長タケムラ。
今は少し離れた場所に引っ越しましたが
以前は毎週のようにこんな感じで遊びに行ってました。
どんどん橋を渡ってさあ出発!

間もなく完成!シェアハウスプロジェクト|長浜町家再生バンク

6:15AM 加納町能称寺付近を通過

町を出て自転車をとばすことわずか15分で広がる田園。
夏の盛りですが朝の風が爽やかに吹いています。
前方、頭が雲に隠れているのが「伊吹山」
左手前には稜線のなだらかな「七尾山」、
右手前は「横山」で、ここが目的地。
米原市と長浜市の間に低く長く屏風のように伸びる
いろんな楽しみ方がぎっしり詰まった山なんです。

湖北サイクル001|Afumi

6:30AM 石田町日吉神社からトレイルへ

さらに15分でいよいよ横山の麓に到着。
日吉神社にお参りをしてトレイルに入ります。
雨上がりのこの日、
まちなかは徐々に明るくなっていても
森の中にはまだ朝露と霧が漂っていました。
頂上までは30分ほど、そこから尾根づたいに南へ移動して
琵琶湖のほとりに広がる長浜の町を一望できる場所に出ます。

かつて京都上洛を目指した織田信長は
小谷山の浅井攻めに際してこの横山に城を築き、
後の豊臣秀吉らの家臣とともに眺めていたのと同じこの景色。
戦国はるかなれども想像力はどこまでも広がります。

横山にはほかにも王朝時代の古墳群や、
後鳥羽上皇ゆかりの史跡など、
歴史ロマンを掻き立てる痕跡がそこかしこにあります。
それを線で繋ぐようにトレイルを歩く、、、
まさに宝の山のような、ほんとうに恵まれたフィールドです!!

家から見える山のことを知っていますか?|長浜くらしノート

7:30AM 山の上で食べる朝食

MTB仲間の佐野さんも合流。
爽快なアウトドアを楽しむハードルは高くありません。
町の裏山のような横山はなおのこと。
ちょっとした食材をリュックに詰め込んで、
家族みんなで出掛けるピクニックにもピッタリです。
道中汗をかいた後に、
心地良い風に吹かれて味わうコーヒーは格別ですね。

レポート/秋の横山ピクニック

9:00AM 旧道をゆくダウンヒル

峠地蔵さまをお参りして観音坂の旧道を下ります。
今は歩く人もほとんどいないこの区間。
狭い切り通しの道は、両側が緩い傾斜になっていて
気持ちいいコーナーが連続する格好の遊び場。
台風や雪の去った後は倒木や落ち葉でいっぱいになりますが
これからもずっと良い環境が続いていくことを願いつつ、
そんな時は道の周りの整理に勤しみます。

菅山寺トレイル|散策のすゝめ

9:30AM 美しい集落を抜けて

石田町坂下へ下りたあと山すそを移動。
石田〜堀部〜保田〜垣籠と、
澄んだ水の流れる美しい集落を次々と通過していきます。
姉川の水を巧みに引き込んだこの流れは「郷里井」
北郷里エリア一帯の農地を潤す湖北らしい水網のひとつ。
水路は集落の中を幾筋にも別れて
家々の間を縫うように流れていく途中には、
カワドと呼ばれる石段のある洗い場があったり、
各家の門口につながるいくつもの橋が架かっていたり、
何より、きれいな水のそばには魚や鳥や水生昆虫、
それに瑞々しい植物たちがエネルギッシュで
見るほどにひき込まれる風景が次々と展開します。

水辺探訪 その2|散策のすゝめ

10:00AM 姉川で鮎獲り

知る人ぞ知る鮎の獲れるポイントに到着。
タイミングが良ければタモでもすくえるほど。
人気スポットのためこの日も先客がいますが果たして、、、

ちょっとだけ獲れました。
これで十分。美味しくいただきましょう!!
獲りすぎと安全に注意して遊びましょう◎

鮎獲り|長浜くらしノート

17:00 湖畔の宴

暑い日中、しばしの昼寝。
夕方、この日の最後は約束のある琵琶湖畔です。
少しずつ仲間たちが集まり、
美味しい食べものが集まり、
すっかり日が暮れる頃、
楽しい宴がはじまりました。

「今日は何してた?」

「遊びすぎでしょ 笑」

「とれたて鮎美味しいね!」

「ほんまに贅沢なことやでぇ〜」

お盆の近いこの日は帰省組も加わって、
穏やかな時間はとてもゆっくり流れていくのでした。

 

<おしまい。>

***

 

というけで完成した動画はこちら。
ぜひともご覧ください!!


映像:曽我 匠
音楽:高田 充