湖北の暮らし案内所 どんどん

2018.12.07
お知らせ

伝えようとすることの大切さ ~舟を漕げ!3日目~

廊下は走ってはいけません

舟を漕げ! 3日目

まだ見ぬ場所へ航海するのは勇気がいる。けれど一度漕ぎ出してしまえば、それは最初の一歩目だけだとがわかってくる。大変なのは漕ぎ出してからだ。やるしかないという状況をいかに面白がれるか。舟を漕ぎ続けるにはモチベーションの維持が大切で、それをひとりで保ち続けることはとても難しい。だからこそ、周りに意思を共有できる仲間がいることが心強いのだと思う。

クリエイターズミーティング最終日となる3日目。舟を漕げメンバーが45分の持ち時間のなかで、それぞれの事業の紹介やその事業で抱えている悩みや今後の展開をプレゼン形式で発表する日。前2日間がインプットとすれば、この日はアウトプットの日だ。

台東デザイナーズビレッジの鈴木村長はじめ、まちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆき氏SELF CREATIVE STUDIOのクリエイティブディレクターの吉橋KIRA亮氏をゲストアドバイザーとして迎え、ひとり45分間の持ち時間のなかで、自身の事業の思想やアイディア、現状を語る。方法は自由で、内容もそれぞれにまかせだ。この日までに各自準備して今日の日を迎えるのがこの合宿までの課題だった。

村長と今村さん
(台東デザイナーズビレッジの鈴木村長、まちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆき氏)
キラさん
(SELF CREATIVE STUDIOのクリエイティブディレクターの吉橋KIRA亮氏)

メンバーがどんな話をしたか、内容まで書いてしまうと本が1冊できてしまいそうなので、あえて箇条書きにしておく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆竹村/湖北の暮らし案内所どんどん 
「まちづくりとTAKEMURA WORKS 2足のわらじでやっていくために」

◆高木/木下実験室
「テンペの販路拡大、作家から商人へアップデート」

◆梶原/Atelier Nagahama
「自身のアートピースをもっと発表していく為に量産体制で懸念していること」
「ガラスの街長浜だからこそ、もっとガラス職人が住みやすい環境に」

◆小林/小林老舗
「鍼灸の世界を広げる 価値の発信」

◆横田/(有)アイメディア
「地元のサブカル的文化や価値観を広げ、音響や舞台演出の次の担い手を育てていきたい」

◆三上/湖北の暮らし案内所どんどん 
「どんどんのインキュベーション機能を高めたい」

◆佐野/MAFIS-design.
「建築を軸に領域を横断するようなビジネス展開をするには」
「長浜と都市部で繋げ、交流や連携ができるサテライトオフィス“長浜藩邸”構想」

さのさん
(プレゼンの様子/佐野さん)
プレゼンの様子
(プレゼンの様子)
小林さん
(L`HAERB ROYAL TEA HOUSEの小林さん)

野望をひとに伝えられるか?

知らない人にいきなり自身のことを話すには、当然ながら自分の考えを整理して準備する必要がある。これは私の話になるが、どんどんで働く前まではメーカーでものづくりを専業としていたので、人前で発表することがなく、これが人生初。それまでは、作った商品をプレゼンするのは営業担当がいたので、もちろんプロジェクターやパワーポイントを使うこともなかった。だからこそ、この機会に人前で自分の野望を語る経験ができるのは良い経験になった。

ゲストアドバイザーにやりたいことを『伝える』というこの準備段階ですでに苦戦。仲間ばかりの空間ではあるものの、やはり人前で順序立てて話すことは、意外と難しく、かなり緊張した。それと同時に、今まで誰かに伝えるという作業をちゃんと準備していなかたことに気づくことができた。
わかってくれるひとに伝わればいいと言うひとがいるが、商品に込めたその思いを“わかってくれるひと”まで届けられているか考えてみる。 お金を出してお客様が買ってくれるということは、世の中に数ある良品のなかの“たったひとつ”に選ばれるということ。 想いは届けるためには、荒削りでも誰かに『伝える』アクションがとても重要に感じた。

この日は、ひとに思いを伝わるように話すことの大切さを今一度学び直す機会になった。人前で話すことで、メンバーが「こんなことを考えていたんだ」ということを知り、改めて頭の中で考えていることがのぞけたことが何よりも面白く、可能性や広がりを感じた。本質や理念、個性をもっと深掘りしていくことで、理屈では言い表せない思いが熱を帯び、だれかの心に浸透していくのだと思った。

梶原夫妻
(Atelier Nagahamaの梶原夫妻)
プレゼン1
(和やかながらも真剣な空気感が漂う3日目)

わかりやすく丁寧に伝えることもひとつのスキル。ただ小手先の口の上手さよりも不器用でも口下手でも良いから『自分は何をやりたいのか』その熱量をちゃんと込められているかが大切だと鈴木村長。数多くにクリエイターを見てきたからこその言葉だった。
それが感じられなければ、いくら良いものを作っていたとしても人に思いは伝わらない。荒削りなポリシーは強烈な個性(オリジナル)になり得る原石だということ。
わたしたちの抱えているそれぞれの事業をブラッシュアップしていくことこそが、長浜のまちををアップデートさせる最短ルートだと感じた。

といってもプレゼンは本当に不慣れで緊張するし、質問されても答えるのもたじたじだし、ものすごく震えた。(ほかのメンバーはそうでもないかもしれないけれど) ただこの合宿のおかげで、自分のなかで改めて何をしていきたいのか、それが目的なのか手段なのかを整理することができた。この45分間の『伝える』ための作業は、今回の旅には重要だったと思う。

アドバイスをいただいた3名のゲストに感謝の気持ちを示すには、このクリエイターズミーティングの3日間の舟出で終わらせないことだ。舟はまだ漕ぎ出したばかり。

お疲れ様でした!
(デザイナーズビレッジの廊下で集合写真 少し学生気分になりました)
デザビレ廊下

関連記事

クリエイターから経営者になるヒント ~舟を漕げ!2日目~

キーマンに会いに ~ 舟を漕げ! 1日目 ~

「舟を漕げ!」乗組員紹介 ~ 開始寸前プレ会議 ~


  • 長浜町家再生バンク
  • Mafis design
  • ナガジン